こんにちは。けいすけです。
早速結論ですが、この3つの理由からNFT投資はおすすめしていません。
- 流動性が低い
- 銘柄の分析がほぼ不可能
- 法律的に全く保護されてない
ちなみにぼくはNFTが超大好きです。
ですが「投資」として見た場合、NFT投資はとてもおすすめできません。
簡潔にまとめたので、ぜひ最後まで読んでもらえると嬉しいです。
この記事は、いかなる暗号資産、NFT、投資商品、その他の商品の購入あるいは売却を勧める意図はありません。
暗号資産やNFTを購入あるいは売却することで金銭的な損失が発生する場合があります。
自己判断、自己責任を徹底して下さい。
流動性が低い

実はNFTはめちゃめちゃ流動性が低いです。
株式で言うところの出来高ですね。
国内最大のNFTコレクションであるCNP(CryptoNinja Partners)を例に取って説明すると、出来高は10〜100ETHです。
1ETH=20万円として計算してみると、出来高は200〜2000万円ですね。
売買されたNFTの枚数で言うと、たった20〜200枚程度です。


一方株式市場を見てみましょう。東証プライムの上から出来高(単元株あたり)を見てみると、違いは歴然です。

流動性が低いとなぜNFTは投資に向かないのか
流動性が低い場合にどうなるか説明します。
ひとことで言うと、「買いたいときに買えないし、売りたいときに売れない」からです。
もし無理矢理売ったり買ったりすると、市場価格よりも高い値段で買ったり、市場価格よりも安い値段で売らなければなりません。
ぼくも過去に、市場価格1.5ETH(当時の価格で約30万円)のNFTを売ったところ、0.6ETH(約12万円)で売れてしまったことがありました。
あの時はお金が必要だったので仕方ないのですが・・・・・・
トホホ・・・
流動性が低いNFTだと、どうしてもこういったことが起こりますね。
株式市場ではまずこんなことは起こりません。
銘柄の分析がほぼ不可能

ファンダメンタルズ分析のためのデータがない
株式市場だったら普通にできる「分析」がNFTではほぼ不可能なんです。
株式市場だったら当たり前のように決算報告や有価証券報告書がNFTにはありません!
NFTプロジェクトの運営母体がロードマップや資金の流れを開示している場合もありますが、何を根拠にしているのか怪しかったり、正確ではない場合がほとんどです。
つまり、株式投資で一般的に使われるファンダメンタルズ分析は使えません。
だって、ファンダメンタルズ分析のためのデータが開示されていないんですから。
開示するための法律もありませんので、プロジェクト側は開示する義務もなければ、参加者は請求する権利もありません。
テクニカル分析は?
ファンダメンタルズ分析ができなくてもテクニカル分析はできるのでは?
と思うかも知れませんが、テクニカル分析も不可能です。
なぜかというと流動性が低すぎます。
1日の取引量が数万円だったり、多くても数百万円という銘柄がほとんどです。
流動性が低すぎて、ちょっと資金が入っただけで価格が大きく変動します。
とてもテクニカル分析なんてできません。
法律的に全く保護されていない

これ、意外と大切です。
例えば株だったら、せっかく買った株式が盗まれるなんてことはまずありません。
仮に悪意ある人が証券会社のデータを書き換えて、あなたが持っている株式が盗まれてしまっても・・・
時間はかかりますがデータ復旧してくれて元通りになりますよね。
でも、NFTは違います。
全てはブロックチェーン上で取引が行われるので、何かの拍子に盗まれてしまったら二度とNFTは返ってきません。
ブロックチェーンには管理者がいないので、盗まれてしまっても問い合わせをする所すらありません。
いざと言うときのための資金を、インデックス投資や債券に変えておくことは問題ないでしょう。
インデックス投資や債券が一瞬で価値0になったり盗まれることはまずありません。
でもNFTなら平気でおこります。
まとめ
と言うことで、NFTが投資に向かない理由を説明しました。
それでもぼくはNFTが大好きなので、NFTを作ったり売ったり買ったりしています。
ですが、投資としては見ていません。
投資をするなら、証券会社で口座を開いて、地道にインデックス投資をするのが一番ですね(ぼくもやってます)